「特養と老健って何が違うのですか?」
介護の現場で働いていると、
ご家族からよくいただく質問です。
どちらも高齢者が生活する施設ですが、
実は役割が少し違います。
私はこれまで、
特別養護老人ホーム(特養)と
介護老人保健施設(老健)の両方で勤務してきました。
その経験から感じている違いを、
できるだけわかりやすくお伝えします。
特養とは
特養は、
「生活の場」としての役割が強い施設です。
自宅での生活が難しくなった方が、
長期的に暮らす場所になります。
終の住処になることも多く、
日々の生活支援を中心に、
その人らしい暮らしを支えることが大切になります。
老健とは
老健は、
「在宅復帰を目指す」施設です。
病院を退院したあと、
すぐに自宅へ戻るのが難しい方が、
リハビリを行いながら生活する場所です。
医師やリハビリ職が常駐しているのも特徴です。
一定期間での退所を前提としている点が、
特養との大きな違いです。
現場で感じる違い
特養は「暮らし」に寄り添う場所。
老健は「次の生活へつなぐ」場所。
どちらが良い・悪いではなく、
その方の状況によって役割が変わります。
ご家族にとっては、
選択に迷うことも多いと思います。
だからこそ、
それぞれの特徴を知ったうえで、
納得できる選択をしてほしいと感じています。
介護の選択には正解がありません。
その時その時で、
一番よいと思える道を選ぶことが大切です。
迷ったときは、
一人で抱え込まず、
遠慮なく施設の職員に相談してみてください。


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