認知症と診断された家族と向き合うとき、
多くの方が戸惑いや不安を感じるのではないでしょうか。
昨日まで普通に会話ができていたのに、
少しずつ噛み合わなくなっていく。
その変化に、心が追いつかなくなることもあります。
介護をしている家族ほど、
「ちゃんと向き合わなければ」
「自分が頑張らなければ」
と、自分を追い込んでしまいがちです。
認知症の症状は、人それぞれです。
同じ診断名でも、現れ方や進み方は違います。
時には、
何度も同じことを聞かれたり、
怒りっぽくなったり、
これまでの性格とは違うように感じることもあるかもしれません。
そのたびに、
「どうして?」
「なんでわかってくれないの?」
と、心がざわつくこともあります。
でも、まず知っておいてほしいことがあります。
認知症の言動は、
“本人のわがまま”ではありません。
脳の変化によって起きていることです。
本人もまた、
うまく説明できない不安や混乱の中にいることがあります。
だからといって、
家族がすべてを受け止めなければならないわけではありません。
つらいと感じるのは、
それだけ真剣に向き合っている証です。
完璧な対応をしなくて大丈夫です。
毎日笑顔でいられなくてもいいのです。
ときには距離をとることも、
誰かに頼ることも、
大切な「向き合い方」の一つです。
もし今、
心が少し疲れているなら、
どうか自分を責めないでください。
あなたは、十分に頑張っています。
この場所が、
ほんの少しでも
「一人じゃない」と感じられる場所になれば嬉しいです。


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